2014年05月12日
借金を抱えているのは国民なのか?

「国の借金」1024兆円 過去最大 1人当たり806万円 昨年度末
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140510/fnc14051009150004-n1.htm
財務省は9日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国(政府)の借金が平成25年度末時点で1024兆9568億円になったと発表した。24年度末から33兆3557億円増え、過去最大を更新した。税収不足を補うために大量の新規国債の発行を続けた影響で、借金が膨らんだ。
4月1日時点の日本の総人口1億2714万人(総務省推計)を基に単純計算すると、国民1人当たり約806万円の借金を抱えていることになる。
msn産経ニュースより
時々テレビ、新聞等で日本の財政が破綻するのではないかという「財政破綻論」を見たり聞いたりするわけですが、どうもこの財政破綻論には国民をミスリードするための巧妙なウソが仕掛けられているようなんですね。
マスコミが使う「国の借金」という言葉は、正しくは「政府の負債」であり、貸し手は誰であるかというと国内金融機関です。
つまり政府が借りているお金は、元はといえば金融機関を介した国民のお金なのです。
ですから国民は政府にお金を貸している債権者であり、”国民1人当たり約806万円の借金を抱えている”なんていう話はまったくのウソということであります。
どうも財務省は財政破綻論を煽って増税したくてしたくてしょうがないみたいです。
一説によると財務省官僚は増税できると省内で評価が上がり、国の税収が増えても評価が上がらないのだそうです。
とんでもない話じゃありませんんか!
今般の消費増税も財務省の圧力がそうとうかかっていたようであります。
その財務省の手先となって消費増税容認論を展開していたマスコミもどうかしてますよ!
こういう亡国プロパガンダには騙されないようにしましょうね。
(経済評論家、三橋貴明さんのブログを参照)
ポイントは↓ ↓ ↓
・政府は債務者であり、国民は債権者
・政府の負債はすべて円建てであり、政府の子会社である日銀が通貨発行権を持っているので、国が破綻することはない(ユーロで外国から借金をしていたギリシャとはまったく違う)
・国の対外純資産は320兆円であり、日本は世界最大のお金持ち国
三橋貴明「新世紀のビッグブラザーへ」
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11847905720.html
Posted by 春海 龍仁
at 18:22
│経済