2014年05月03日
憲法9条を信じていれば平和を保てる?

今日は憲法記念日ですね。
で、憲法にちなんだ話ですが、なんかこの前、戦争放棄を謳っている日本の憲法9条がノーベル平和賞の候補として受理されたんだそうですってね。
http://www.asahi.com/articles/ASG4C2W6KG4CULOB001.html
なんでも発端は神奈川県の主婦の発案なんですって。
そんでもって受賞候補者は日本国民一人一人になるんだってさ(笑)
それにしてもノーベル委員会もノーベル委員会ですよ。
こんなトンチンカンな噴飯ものの推薦を受理するとはね。
はげー。
かんべんしてよねー、ほんと。
さすがにここまでくると日本人の無知ぶりも、ある意味表彰状ものかもしれない。
ノーベル平和賞の趣旨には合致していないが、たしかにこの無知ぶりは受賞に値する。
その賞の名称は、ノーベル平和ボケ賞。
そんな賞があったら、まさに日本人こそ受賞するにふさわしいだろうね。
といっても、この運動を主導しているのは純粋無知な平和ボケ市民ではなく、ガチガチの左翼系憲法改正反対論者たちが、どうしても憲法改正を阻止しようという姑息な狙いなんでしょうけど。
だいたい憲法9条を神の啓示のごとく信奉している左翼憲法教徒のみなさまの言うとうり、戦後70年の日本の平和が憲法9条のおかげだとして、その憲法をモーセの十戒のごとく与えた神様はどなたでしょう?
終戦時、占領統治国だったアメリカ・GHQさまではないですか。
でもそのアメリカ・GHQさまが日本に憲法を与えるにあたって企図したのは日本の平和ではなく、二度とアメリカに刃向うことができないように日本から牙を抜くことだったわけです。
それが9条に規定されている戦争の放棄と戦力の不保持です。
現行憲法は敗戦国日本がアメリカ・GHQから押し付けられた占領憲法なのですよ。
9条がアメリカさまの平和精神による善意として盛り込まれたのではないことくらい、今の小学生でも歴史的常識として当然知っている・・・
いないですか?(笑)
現実には日本の戦後70年の平和と安全を担保してきたのは憲法9条ではなく、幸か不幸か日米安全保障条約とアメリカの核です。
あー、それから日本の自衛隊の存在も忘れてはいけませんね。
国際社会から見れば実質的に日本の自衛隊は軍隊とみなされていますからね。
ところが憲法9条をノーベル平和賞に推薦しようとする左翼系の人たちは、口を開けば”憲法9条を守れ”のお題目を一生懸命唱えながら、他方では日米安保反対、米軍反対、原発反対の運動を推進しています。
この動きを見れば、彼らは本当の平和主義者ではなく、平和を愛さない諸国家(たとえば中国、北朝鮮)による日本領土侵略の危機を招来する反日売国勢力だということがわかります。
中国の度重なる尖閣諸島近辺での軍事的挑発行動は、はしなくも憲法9条がこの国の平和と安全を守っているのではないことを教えてくれました。
日本の主要都市に照準を合わせた核ミサイルを配備し、虎視眈々と我が国の領土を狙っている国が現実に存在するということが明らかとなった今、日本人が戦後70年間信じ込まされてきた憲法前文で謳われている「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持する」という空想的平和主義は、軍事的脅威が現実に迫っている現下の状況ではまったく通用しない戯言であり、亡国の呪文でしかないということに気が付かなくてはなりません。
われわれ日本人は、もういいかげん戦後の呪縛から目を醒まさなくてはいけませんね。
Posted by 春海 龍仁
at 12:42
│憲法